コース紹介Course
化学の基礎から、応用
そして最先端へ
人類が永続的に発展するためには、エネルギー環境や食糧に関する問題を解決できる化学の力が重要です。 佐賀大学理工学部化学コースは、物質の魅力を追求し、その機能と特性を解明するために専門知識と実践的なスキルを身につけるコースです。 化学の基礎から始まり、先端的な研究に取り組むための基盤を築きます。
無機化学、有機化学、生物化学、物理化学、分析化学、化学工学など、幅広い分野にわたる研究テーマに触れながら、 学生たちは知識を深め、創造的な問題解決能力を磨いていきます。 大学内外の協力関係を活かし、産業界や国内の研究機関、海外の大学との連携プロジェクトもおこなっています。 学生は、現実の課題に対して創造的な解決策を提案し、将来のキャリアに向けた実践的なスキルをマスターし、新しい物質の創造や社会の課題解決に貢献する次世代の研究者や技術者の育成を目指します。
コース長挨拶
化学は物質の学問です。物質の性質を理解するためには、分子レベルのミクロな現象から高分子などのマクロな現象を理解する必要があります。 物質には無機物質、有機物質、バイオ分子など様々な分子の種類が存在し、それらが協奏して物質の機能が発現します。 ワクワクするような化学の反応や物質の機能を発見し、新規物質として世の中に貢献するためには、化学の基礎から積み上げながら学問体系を、化学コースでは身につけることができます。
コース長 川喜田英孝
沿革
昭和41年4月 | 文理学部の改組による理工学部設置にともない、化学科が物理化学、無機化学及び分析化学、有機化学、 応用化学の4講座学部定員30名で設置。昭和46年度に無機化学及び分析化学は無機化学に、応用化学は分析化学に改組。 |
昭和44年4月 | 工業化学科が、工業物理化学、無機工業化学、有機工業化学、化学工学の4講座学部定員40名で設置。 |
昭和50年4月 | 工学系研究科設置にともない、工業化学専攻が修士定員8名で設置。 |
昭和51年4月 | 理学専攻科設置にともない、化学専攻が修士定員5名で設置。 |
昭和54年4月 | 修士講座窯業工学が、学部定員10名で、工業化学科に増設。 |
昭和58年4月 | 理学専攻科を廃止し、工学研究科を理工学研究科に改組。これにともない化学専攻を修士定員4名、工業 化学専攻を修士定員6名で再設置。 |
昭和61年4月 | 臨時増にともない、化学科学生定員35名、工業化学科学生定員55名に増。 |
平成3年4月 | 工学系研究科(博士課程)設置。 |
平成7年4月 | 連携大学院方式が設置され、工業化学専攻の修士定員が1名増で7名になる |
平成9年4月 | 理工学部改組にともない、化学科と工業化学科を合併し、機能物質化学科を反応化学、物性化学、機能材 料化学、電子セラミックス材料工学、機能分子システム工学の5講座学部定員90名、臨増定員10名で設置。 |
平成10年4月 | 臨時増の廃止にともない、機能物質化学科学生定員90名に戻る。 |
平成13年4月 | 工学系研究科改組にともない、化学専攻および工業化学専攻を廃止し、機能物質化学専攻と循環物質工学専攻をそれぞれ修士定員18名で設置。 |
平成13年9月 | 新棟理工学部9号館へ移転。 |
平成15年4月 | カリキュラム改定 |
平成16年4月 | 国立大学法人化 |
平成19年4月 | 機能材料化学コースが日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定プログラムとなる。(現在の認定期間:2022年度卒業生まで) |
平成22年4月 | 工学系研究科改組にともない、機能物質化学専攻および循環物質工学専攻を廃止し、循環物質化学専攻(修士定員27名)を設置。 同時に先端融合工学専攻(修士定員36名)を機械システム工学専攻,電気電子工学専攻と協力して設置。 |
平成31年4月 | 改組により、理工学部各学科を統合して理工学部理工学科を設置。
化学部門の教員は生命化学コースおよび応用化学コースを担当。(各コースは実質令和2年4月から。) また旧工学系研究科の一部の専攻と農学系研究科,医学系研究科とで協力し、先進健康科学研究科先進健康科学専攻を設置。 化学部門の教員は理工学専攻機能材料化学コースあるいは先進健康科学専攻健康機能分子科学コースを担当。 |
令和8年4月 | 理工学部理工学科化学コースを設置。 |